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Love Lab Kitchen

~料理に少しのサイエンスを、キッチンにクリエイティブを〜

サクラエビを食べてカルシウム摂って、お腹もすっきり?

桜えび

エビの中でもカルシウム含有量が抜きんでて高い

サクラエビは、他のエビと比較しても栄養価がかなり異なっています。特にミネラル類の含有量が抜きんでています。

しかし、特別なエビなのではなく、栄養価の違いは食べ方の違いです。

甘エビ、しばエビ、クルマエビ、伊勢えびなどは、普通身の部分だけを食べていますよね。これに対して、サクラエビは頭や殻、内臓まですべて食べています。そのためカルシウム摂取量は他のエビに比べても桁違いに多くなっています。

他のエビとサクラエビと比較するとエネルギー量はそれほど変わりませんが、サクラエビの方がタンパク質はやや少なく、脂質が多くなっています。

駿河湾沿岸に住んでいる人以外は、サクラエビは素干しあるいは煮干ししか食べたことがないかもしれませんが、干したものは水分量が極端に少ないので、干していないものと比較しても本当は意味がないのです。

サクラエビには脂質が多いですが、これは内臓を食べるからです。ただし、多いと言ってもエビ類の脂質は元々少ないから、エネルギー量に影響するほどではありません。

注目すべきはカルシウムの多さです。殻ごと食べるサクラエビは、他のエビの約15倍にも相当するカルシウムを含んでいます。したがって、カルシウム不足からくる骨粗鬆症などの予防のためには公的な食材と言えます。


エビの殻に含まれるカルシウムは、吸収率からいうと牛乳に比べて低いものの、量的に多いので、カルシウム補給源としては非常に貴重な食材と言えます。

また、脂質が多いために、不飽和脂肪酸も多く、生活習慣病を予防する多価不飽和脂肪酸が、他のエビに比べて多く含まれています。

ただし、動脈硬化を進めると言われている飽和脂肪酸も同様に多いので、食べ過ぎには気を付けることです。

同様のことが塩分(塩化ナトリウム)についても言えます。


カルシウム補給のためにサクラエビがとてもよい食材であることは前に述べたが、茹でるときに食塩を使うので、どうしてもナトリウム含量が多くなりがちになります。食塩の摂りすぎには、血圧に悪影響を与えることが分かっているので、やはり食べ過ぎには注意しねかければなりませんよね。

サクラエビの殻には食物繊維と同じ効果がある

もうひとつ、サクラエビで注目すべきは食物繊維というと、野菜や豆類やイモ類ばかりに目が行きがちですが、エビの殻は立派な食物繊維です。

エビの殻やカニの甲羅に含まれるキチン質は、人の消化器で消化されず排泄されます

その際、糖尿病の原因の一つである糖質や、高脂血症の原因となるコレステロールや、高血圧を引き起こす塩分などと一緒に体外へと出てくれます。

まさに食物繊維と同様の機能を持っているのです。

とはいっても、エビの殻やカニの甲羅を食べる人はほとんどいないので、近年ではキチン質の中の成分がサプリメントとして売り出されています。

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