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Love Lab Kitchen

~料理に少しのサイエンスを、キッチンにクリエイティブを〜

糖質オフダイエットで遺伝子までコントロールできる!?

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遺伝子と糖質オフダイエット

糖質オフで増えるケトン体が遺伝子の働きを活性化させる

糖質オフで増えるケトン体(β-ヒドロキシ酪酸)は、健康状態を細胞レベルで左右している遺伝子のスイッチをオンにしたり、オフにしたりしていることも分かっています。

遺伝子とは、私たちの身体を作るタンパク質の言わば設計図。細胞核に収められた二重螺旋を描くDNAに書き込まれています。

遺伝子情報は「転写」という作用で読み出されたのち、その情報に従ってタンパク質が合成されます。これを「発現」といいます。

ところが、DNAで遺伝情報を伝える遺伝子の変質を伴うことなく、遺伝子の発現を制御する仕組みがあります。これを「エピジェネティクス」といいますが、ケトン体はエピジェネティクスとかかわり、遺伝子の発現をコントロールするのです。

エピジェネティクスの主要に反応に「アセチル化」があります。アセチル化とは、水素原子をアセチル基に置き換える反応です。

遺伝子を伝える記憶媒体であるDNAは、ヒストンというタンパク質に巻き付いています。このヒストンにアセチル化が起こると、その領域の遺伝情報が活発に読みだされるようになり、逆に脱アセチル化されると遺伝情報の読み出しは抑制されます。

糖質オフで、β-ヒドロキシ酪酸の濃度が高くなってくると、ヒストンの脱アセチル化に欠かせない脱アセチル化酵素の働きを阻害します。

それによって脱アセチルかが抑えられると同時に、アセチル化が促進して遺伝情報の読み出しを盛んにしています。

その結果を生じるのが、抗酸化酵素のSODとカタラーゼの活性化なのです。

糖質オフダイエットで長寿遺伝子の働きを活性化させる

ケトン体は長寿遺伝子とも関わります。

長寿遺伝子とは、酸化ストレスを軽減する抗酸化作用、細胞内でエネルギーを生み出すミトコンドリアの活性化などを介して寿命を延ばす遺伝子の総称です。

長寿遺伝子は長寿な人だけが持つ特殊な遺伝子ではありません。万人が持っているのですが、エピジェネティクスの作用で長寿遺伝子がオンになっている人もいれば、オフになっている人もいるのです。

長寿命遺伝子をエピジェネティクスでオンにするには、従来カロリー制限が有効だと考えられてきました。けれど、カロリー制限が有効だったのは、実質的に糖質制限になり、その結果としてケトン体が増えることで長寿遺伝子に働き替えていたからなのです。

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