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Love Lab Kitchen

~料理に少しのサイエンスを、キッチンにクリエイティブを〜

希少糖は血糖値の上昇を防ぐ「夢の糖」

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自然界に含まれる微量な単糖が希少糖といいます。

私たちが現在、糖質と呼んでいるものには様々な種類があります。

もっとも大きな分子量のものにはデンプン、オリゴ糖、糖アルコールなどの糖質があります。もうご存知のように、炭水化物はこれらの糖質と食物繊維が組み合わされたものです。


糖質よりももっと分子が小さい糖類は、砂糖や乳酸などの2糖類、さらには最小単位である単糖類はブドウ糖や果糖です。

いずれにしても血糖値の上昇を招いたり、中性脂肪の合成を促したり、現代人にとって過剰摂取は禁物とされています。

さて、最小単位の単糖類はじつはブドウ糖や果糖だけではありません。それ以外にも自然界には非常に量の少ない単糖が存在しています。

自然界に多量に存在するブドウ糖を匹頭に果糖などのわずか7種類にすぎません。それ以外に約50種類の非常に微量な単糖が存在していると言われ、これらは「希少糖(レアシュガー)」と呼ばれています。

希少糖は食後の血糖値上昇を抑制できる

希少糖の代表格がガムなどに含まれているキシリトールです。現在、こうした希少糖のひとつ、デンプンから作られたD-プシコースが注目を浴びています。


というのも、D-プシコースの特性として、食後の血糖値上昇の抑制、脂肪蓄積の抑制、動脈硬化の予防、抗酸化作用など数々の研究報告がなされているからです。

メタボリックシンドローム対策が期待される「夢の糖」とも「奇跡の糖」とも呼ばれているのです。


研究の主翼を担っているのは香川大学の希少糖研究センター。生理活性の研究はもちろん、希少糖の生産や商品化といった産官学連携事業が展開されていて、世界的な注目も集めています。

希少糖はメタボ予防まで期待できる夢の糖

もし、砂糖を口にしても血糖値が上がらないどころか、肥満やメタボ予防まで期待できるとあれば、夢のような話です。

が、現在のところ商品化されている製品に含まれている希少糖はわずかに10~15%。残りはブドウ糖や果糖、そのほかの糖類という甘味料で構成されており、500gのシロップが1200円と一般的な砂糖に比べるとまだまだ高価です。

100%希少糖というものは商品化されておらず、まさに、文字通りのレアシュガーです。

いまのところ市販されているものに含まれている希少糖はわずかです。ただし今後、希少糖100%のものが手に入るようになれば、まさしく「夢の糖」になることは間違いなさそうです。

香川発 希少糖の奇跡

香川発 希少糖の奇跡