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Love Lab Kitchen

~料理に少しのサイエンスを、キッチンにクリエイティブを〜

お肌トラブルも糖質が原因であることも。糖質オフで美肌が守られる

カルピスソフト

シワやくすみも糖質による糖化ストレスが原因

健康なだけでなく、生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を上げることも大切です。顔などにシワやたるみがあると老けて見えて生活の質は下がりますが、糖質オフはシワやたるみを予防して若々しい表情を守るアンチエイジングに役立ちます。


シワやたるみの発生には太陽光に含まれる紫外線がかかわっていますが、紫外線対策を完全にしても糖質による糖化ストレスを避けないと老け顔は避けられません。ここで、カギを握るのはAGEs(終末糖化産物)。
AGEsは皮膚などの身体を作るタンパク質と過剰な糖質が体温で温められて生じる物質。この反応を糖化と言います。パンや肉を焼くと焦げ目がつきますが、これはAGEsによる糖化そのものです。

食後高血糖で発生したAGEsが肌の弾力性とハリを低下させる

皮膚は皮下脂肪を表皮と真皮が覆う作りをしています。表皮は角質層とセラミドとコレステロールからなり、真皮はコラーゲン線維をエラスチン線維が繋ぎとめる規則正しい構造をしています。


コラーゲンもエラスチンもともとにタンパク質の一種であり、皮膚の弾力性とハリを保っています。紫外線のうちA波(UVA)は真皮深くまで届いて活性酸素を発生させて、コラーゲン線維を攻撃して弾力性とハリを奪います。

食後高血糖で発生したAGEsは真皮に溜まり、コラーゲン線維をランダムに結びつけるクロスリンキングを行い、規則正しい配列を乱して弾力性とハリを低下させます。


これがシワやたるみの原因。AGEsは排泄されにくく、コラーゲン線維の寿命は10年近くと長いので、一度低下した真皮の弾力性とハリは容易に取り戻せないのです。

肌のシミやくすみはトーストが焦げたようなもの

シワやたるみと並んで老け顔をつくるのはシミとくすみ。シミの主因は紫外線で、ことにB波(UVB)で発生する紫外線から皮膚の細胞を守るために、メラノサイトという細胞が褐色のメラニンを作りすぎて新陳代謝が乱れてその排泄が滞るとシミとして定着します。

加えて表皮にAGEsが溜まると透明感がなくなってくすみが生じます、糖化したトーストが茶色いことから分かるようにAGEsは茶色いので、蓄積すると皮膚の透明感が下がるのです。

AGEsは心臓病や脳卒中を招く動脈硬化ともかかわります。AGEsは酸化コレステロールにくっつきます。動脈の内皮細胞にはAGEsをキャッチする受容体があり、AGEsが結合すると炎症を介して動脈壁が厚くなり、動脈硬化を悪化させるのです。

ケトン体が人類を救う?糖質制限でなぜ健康になるのか? (光文社新書)

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