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Love Lab Kitchen

~料理に少しのサイエンスを、キッチンにクリエイティブを〜

現代人は糖質過多になりがち、ヒトはもともと肉食動物。

CarboHighDrates

人類はもともと肉食。だから糖質過多に適応できるはずがない

糖質過多の食生活が肥満や生活習慣をもたらすのは、ヒトはという動物の整理が運動不足で糖質を大量に食べる生活に適応していないためです。


人類がもともと何を食べていたのかを正確に知ることはできませんが、おそらく肉食に知ることはできませんが、おそらく肉食を基本に草食していたと推定されます。


イギリスのサマセット州チェダー渓谷にあるガフ洞窟で見つかったおよそ1万2000年前の人骨から、人類が何を食べていたのかを探る試みが行われました。そのために使われたのは窒素です。


3大栄養素のうち、窒素はタンパク質だけに含まれている元素であり、尿素に変えられて尿から排泄されています。体内に蓄積する窒素の量から、どのくらいのタンパク質を摂っているかが推察できます。

ガフ洞窟人骨に残っていた窒素の量から、人類の祖先は肉食動物である狐よりも多くのタンパク質を摂っていたことが分かりました。それだけ大量のタンパク質を供給できるのは、野生動物の肉しかありません。ちなみにこの洞窟では、マンモスの壁画も見つかっており、これは人類がマンモスを狩猟の対象として狩り、その肉を食べていたことを示唆します。


肉食でもタンパク質の摂取量が増えたことが、脳の巨大化を可能にしたという説もあります。


加えて傍証となるのは。ほかの霊長類の中でも人に最も近いとされるのはチンパンジー。ヒトとチンパンジーは生物の設計図であるゲノム(生物が持つ遺伝子の総体)の98%までが一致していますが、その消化管には大きな違いがあります。


チンパンジーは消化管全体のおよそ半分が大腸で占められているのに、ヒトの大腸は消化管全体の20%ほどでしかないのです。


大腸はこれまで単に便を作るところだったと誤解されてきましたが実際には多くの腸内細菌が共生しており、胃腸で消化できない食物繊維を腸内細菌が酢酸などに分解してエネルギーを取り出しています。


森を住処とするチンパンジーの主食は果実や葉などの植物で、植物の食物繊維を分解するために長い大腸が必要でした。


対する人は森を出てサバンナに広がり、狩猟で野生動物の肉食を始めた結果、相対的に植物の摂取が減り、短い大腸で生きるようになったと考えられます。このように消化管の構造からも糖質は人の食生活に合っていないのです。

1万年前の投資っつオフが自然な食事法

私たちの現在の主食となっているのは米、小麦粉、トウモロコシなどの穀物。穀物は食用できる植物の種子で、ごはん、各種パン、うどんや蕎麦やパスタなどの麺類やシリアルなどは世界中でも食べられている主食となっています。


この穀物の食べ過ぎは糖質過多につながります。日本人は摂取カロリーは60%を糖質でとっていますが、全カロリーの40%以上を占めるのは穀物です。

糖質オフではご飯やぱんぱかぱーん #二次といった穀物から糖質摂取を抑えます。「主食を抑えるなんて不自然」という批判もありますが、穀物をヒトが栽培するようになったのは1万年くらい前のこと。現生人類が生まれたのは20万年前のことであり、それまではずっと狩猟、漁猟、採取から食べ物を得ていました。穀物摂取のほうがはるかに歴史は浅く、人類にとってはむしろ糖質オフの暮らしのほうが自然だったのです。


およそ1万年前になり、地球温暖化で穀物が栽培できる環境が広がり、それまでよりも多くの人口が養えるようになりました。しかし穀物が十分かつ安定的に栽培できるようになり、人々が主食にするようになったのは4000年ほど前のことです。


穀物を栽培する以前、ヒトはナッツ、果物、根菜などからわずかに糖質を担っていたと考えられます。中でも重要な糖質源となったのはナッツ。日本の縄文時代を代表する大規模集落である三内丸山でも狩猟採集をベースとしながら、周囲に栗、クルミなどのナッツ類を植えて糖質を摂っていたと考えられます。


遺跡には野ウサギやムササビの骨が大量に見つかることから、縄文時代でも狩猟で得た野生動物を食べる肉食文化が残っていたようです。


穀物の中でも、血糖値を上げやすくて体へのダメージが大きい精製された穀物を食べるようになったのは、120年くらい前のこと。それでも1960年代まではデスクワーク主体の現代によりも、はるかに体を動かしていましたから、精製した穀物を食べてもすぐにエネルギー源となり、血糖値が上がったり放しになったり、カロリー方で太ったりする危険も高くありませんでした。


日本人の糖質の摂取量は年々減ってはいます。しかし、精製された穀物の普及に加えて、肉体労働が減り、自動車が普及に加えて、肉体労働が減り、自動車が普及するモータリゼーションの進行を葉池として身体を動かすチャンスが絶対的に減り、糖質過多の害が拡大したのです。

増補新版 食品別糖質量ハンドブック

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