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レバニラ定食は食材の栄養素を高める理想の組み合わせ

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レバニラ定食はザ・スタミナ定食

疲労の回復を促す代表的な栄養素はビタミンB1。不足すると、体がだるくなり、動悸、息切れなどの症状が出ます。


そして、ビタミンB1が多い食品の代表が豚肉とレバーです。


疲れたとき、豚肉やレバーを食べれば疲労回復が期待できますが、さらに玉ネギ、ニラなどの香味野菜とともに食べることで回復効果が倍増します。


レバニラ炒め、餃子、豚肉野菜炒めなどが、スタミナ料理と言われるゆえんです。これらのメニューは食材の栄養素や成分が体内で結合することで、疲労回復効果を高めていくのです。


その相乗効果のポイントは二つあります。

レバニラ炒めは栄養素が疲労回復効果を増大する結合

一つは香味野菜の臭い成分が、ビタミンB1の吸収率を高めること、ニンニク、ニラ、玉ネギに含まれる硫化アリルという臭い成分は、ビタミンB1と結合するとアリチアミンという脂肪性の物質になり、吸収率がアップします。


また、ビタミンB1など水溶性ビタミンは一度にたくさんとっても、体内で使われなかった分は尿として排泄されてしまいますが、硫化アリルと結合することで体内に長く留まることができ、それだけ疲労回復効果も持続するのです。


さらに、脂肪性のアリチアミンは豚肉の脂をエネルギーに変えて燃焼させる手助けをするため、体にはまさにエンジン全開状態になるのです。


硫化アリルは、特有の強い臭いを持つネギ類に多く含まれているので、長ネギやラッキョウなどでも同じような効果が期待できます。ただ、臭い成分は揮発性なので、疲労回復のために食べるときには火を通し過ぎないように、特にニラは、すぐに火が通るので炒め物や鍋の具にするときには、火を止める直前に入れましょう。


もうひとつのポイントは、豚肉やレバーのタンパク質とご飯の糖質は、ビタミンB1と食べ合わせると相互に働きを高める効果があることです。


「定食」であることも栄養面では重要なのです。糖質やタンパク質が、体内でエネルギーになるためには、ビタミンB群が必要です。スタミナ料理のレバニラ炒めだけでも、疲労回復効果はありますが、ご飯がつくスタミナ定食のほうが、より効果を期待できるのです。


体がダルイなどの症状は、エネルギー不足も原因の一つ。疲れていると食欲が低下することもありますが、スタミナ料理だけでなくご飯も食べることが大切です。