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Love Lab Kitchen

~料理に少しのサイエンスを、キッチンにクリエイティブを〜

コラーゲンを摂るだけではダメ、ビタミンCとタンパク質と一緒に。

http://www.flickr.com/photos/94178263@N00/9247169718
photo by tami_chan

コラーゲンは単独で健康や美容の効果はほとんどない

美肌を保つために必要な栄養素として注目を浴びるようになったコラーゲン。そのためコラーゲンを積極的にとろうという女性が増えました。


コラーゲンは美しさだけでなく、健康を維持するためにも重要な役割を狙っています。血管や体内の様々な組織の維持になくてはならない成分なのです。


しかし、このコラーゲン、ただコラーゲンだけをたくさん摂取しても十分に機能することができません。サプリを飲んでいるから大丈夫、ではないのです。コラーゲンの作用を発揮させるためには、ビタミンCとタンパク質が必要です。

コラーゲンはビタミンCを生成するには欠かせない

ビタミンCは、コラーゲン生成に欠かせない栄養素です。多くの植物や動物には、ビタミンC合成機能がありますが、人やサルなどにはなく、食品から摂取するしかありません。


十分な食事をとることができなかった時代には、ビタミンの欠乏によりコラーゲンの生成が進まないことで発症する壊血病という病気があり、15~17世紀の大航海時代、新鮮な野菜や果物を食べることができない長期間に渡る船旅で多くの船員たちが命を落としました。


バスコ・ダ・ガマがインド航路を発見した航海では、船員180名中100名がこの病で亡くなったと言われています。壊血病の仕組みは18世紀まで解明されず、長い間原因不明の病とされてきましたが、多くの船員の命が失われた事実は、のちのビタミン発見とそのはたきを明らかにするきっかけとなりました。


また、ビタミンCの働きはコラーゲンを安定して維持するだけでなく、紫外線によるコラーゲンの損傷予防にも役立ちます。


タンパク質は、古くなったコラーゲンを分解し、新しいコラーゲンを合成するために必要な栄養素。タンパク質が不足すると、コラーゲンの生まれ変わりに支障をきたします。

コラーゲンの効果的に作用させるために注意

そして、コラーゲンを効果的に作用させるためには注意したいポイントがあります。


ひとつは、高脂肪の食事です。脂質の摂りすぎは、善玉ホルモンのアディポネクチンを減少させ、コラーゲンそして美肌に大切なヒアルロン酸の合成も低下させてしまいます。


もうひとつは、菓子類などの糖質の摂りすぎです。血中で高血糖の状態が続くとコラーゲンが糖化して異常タンパク質に変化してしまうからです。コラーゲンを効率よく摂るために気をつけましょう。