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Love Lab Kitchen

~料理に少しのサイエンスを、キッチンにクリエイティブを〜

キッチンを片付けられる人が料理の達人

http://www.flickr.com/photos/124705972@N06/14263425829
photo by larkandlarks

キッチンをまず片付けること

ちゃんと整理されたキッチンは、料理のプロセスを大いに助けてくれます。必要な物がすぐに見つかるキッチンでは、よりリラックスして料理を楽しめるし、正しい調理器具を手にしているという自信を持って調理に取り組めるというわけです。

一流レストランのキッチンでは、『適材適所』と言う格言が論理的に実行されています。

鍋やフライパンはベグボードにかけられ、かけた位置に外郭が描かれていて、常にその場所にしまうように意識づける工夫もなされています。

包丁は調理台の上の手が届く位置にマグネットバーに固定されてしまうようになっています。

そして、油やワインなどよく使う調味料は、コンロの横に置かれています。

理想的には、キッチンで使う物にはすべてホームポジションを用意して、目を瞑っても仮想的なスパイスの瓶や鍋に手を伸ばせばそこにある、という状態を作ってしまいたいものです。

こうするとで、何十個もある瓶の中から探し物をするといったストレスを避けられます。整理整頓がいつも有効であるとは限りませんが、きちんと整理整頓しておけば、何かを探す時の物の移動を最低限に抑えることができるでしょう。

調味料の容器を、一度入れてしまうとどこへ行ったから分からなくなるような戸棚にしまうよりも、上から見てすぐに何の容器か分かるように引き出しにしまってみませんか?瓶の蓋にはすべてにラベルを貼って中身が分かるようにするとなお便利です。


鍋やフライパン、ざるなどを壁にかければ、これらのホームポジションが決まるだけではなく、収納スペースを有効利用できます。私は、ホームセンターからSフックと3cmごとに穴の空いたスチール製のLビームを入れて、壁掛けシステムを構築してしまいました。

機能によるグループ分け

毎日使うキッチン用品は、よく使う食材のそばで保管すると良いでしょう。近くに保管することで、戸棚とカウンターとの間で何度も行き来しなくても済みます。


つまり、計量スプーンや計量カップ、小さいボウル、ニンニク絞りなんかは、引き出しにしまう代わりに、実際にこれらの用具と共に使う食材の隣に置くようにしませんか?

・計量カップは小麦粉の側
・小さめのボウルは、酢や料理酒の側
・ティーポットは茶葉の側
・ニンニク絞りはニンニクの側



http://www.flickr.com/photos/43505012@N05/4121584578
photo by Tiny Delights

収納容器の均一化

小麦粉、塩、砂糖、コショウなど、まとめ買いする調味料をそれぞれ同じく大きさのプラスチック容器に詰め替えるメリットも大きくあります。

容器の大きさを均一化することで、スペースの最適化ができますし、プラスチックの容器は虫除けになります。

スパイスと同様に、私は容器の蓋や瓶の表面にラベリングを貼っているので、中身を確認できます。この方式なら食器棚の棚にラベルが正面を向くように横倒しにして保管したり、引き出しににラベルが上から見えるように立てて保管したりできます。

カウンターのレイアウト

キッチンを自由にデザインできるようなチャンスに恵まれた人は、以下のルールに従うと、非常に使いやすいレイアウトができます。キッチンに3つの調理スペースを設けそれぞれに最低でも1.2mの幅を確保するのです。


これから料理するためのスペースと、調味済みの皿を並べるスペース、汚れたとののスペース、どれが欠けても調理プロセスはクラッシュしてしまいます。使い終わったフライパンの置き場所がなくなってしまうのです。


3つのスペースは必ずこの3つの用途に使われるわけではありませんが、一般的には十分な幅を持つ3つの作業スペースがあれば、料理がしやすくなるでしょう。


この3×4方式は、クリストファー・アレグザンダーらの『パターン・ランゲージ, 環境設計の手引』に掲載されている『調理レイアウト』です。


今使っているキッチンがこの3×4ルールに違反するようなレイアウトになっているのなら、知恵を絞って調理台を広げたり、作業スペースを作り出したりする方法を考えてみましょう。


最も簡単な方法は車輪付きワゴンを購入する方法です。これなら必要に応じて、あちこちに動かすことも、よく使うツールを収納することもできます。イケアでは、安価で優れた調理台も売っているから、DIYで拡張してもいいじゃないですか?


キッチンスペースをハックすることに抵抗がある人は、料理器具を戸棚へ配置転換をすることでスペースを取り戻ししても良いでしょう。



キッチンの不用品の整理

調理台や食器棚に不要なものを置かないことは、キッチン用品を入れるスペースを確保するのと同じぐらい大切なことです。使っていないものを別の場所へと片付ければ、まいにち使うものが見つけやすくなります。

まずは、引き出しの中にあるものを棚卸ししてみよう。1年以上使用していないものは別の場所へ片付けておきます。片付けられないもの、感情的に片付けられないものがあるなら、キッチン以外に新しい場所を確保してあげましょう。重複しているものや、ほとんど使用していないものはキッチンの外に出して、使わないようだったらリサイクルに出してしまいます。どうすれば良いかわからないものがあったらキッチンの外へ出すことを優先すればいいのです。


一部のキッチン用品には季節性があります。スペースが限られているなら、夏には土鍋をキッチンから追い出してしまえばいいのです。


キッチン用品は、収納可能な箇所をすべて埋め尽くすまで増えて、さらに増えようとします。例えば、新しい器を購入したのなら、同じ用途の器は誰かに譲ってしまった方がいいかもしれません。


キッチンが既に満杯で、延々と不用品整理が重荷に感じるなら、一度に1つの戸棚のみに絞って不用品を整理すればいいです。それでも重荷に感じるのなら、どんなに小さいものでも大きいものでもいいから、1日間1個ルール。キッチンの不用品整理は、年に一度の儀式ではなく、継続して習慣的に行う方がずっと楽なはずです。